「ハローワークに求人を出しても、応募が来ない」「採用にどう取り組めばいいか分からない」日々の経営で忙しい中、採用課題に頭を悩ませている企業様は少なくありません。
茨城県北の人事部では、社員採用に特化した伴走支援を通じて、3ヶ月で48件の応募を集めた実績があります。
丁寧なヒアリングと採用の基本の実践、そして豊富な知識と経験をもとに企業と伴走することで、確かな成果につなげる支援内容を、担当する株式会社シンカゼ代表取締役 三牧航さん(写真右)と、株式会社えぽっく代表取締役 若松佑樹さん(写真左)に伺いました。
担当者に聞きました。
採用支援サービス概要

—茨城県北の人事部が提供する採用支援サービスについて教えてください。
三牧さん: 私たちは、茨城県北地域の採用に特化した支援を行っています。中心となるのは、Webを使った集客支援です。「応募者を集める」というところに特化して、企業様をサポートしています。
具体的には、求人に特化した広告代理店のような機能を持っていて、大手媒体から、SNSまで多数の広告を取り扱っています。企業様の状況をお聞きした上で、最適な採用サービスを選定してご提案します。
—費用はどのくらいかかるのでしょうか。
月10万円からで、目安は3ヶ月程度から。一般的な人材紹介サービスの2分の1から3分の1程度に費用を抑えながら、最適な採用活動をご提案できます。
求人を出しても人が来ない。県北企業の採用課題

採用活動の現状と課題
—県北地域の企業様の抱く採用課題はどのようなものがありますか?
若松さん: 大きく2つのパターンがあります。
一つは、ハローワークのみで採用活動をされているケースです。
何年も同じ求人票を出し続けていて、欠員が出たら前のコピーをそのまま使う。応募が来ない状況が続いていても、なかなか改善に踏み出せないという企業様が多いですね。
もう一つは、適切なサービスを選べていないケースです。
例えば、都内の人材会社に150万円支払ったけれど1人も採用できなかった、という相談が何社もありました。数百もある採用サービスがある中で専門知識がないと、自社に合ったサービスを選ぶのは本当に難しいです。
—そもそも、茨城県北地域の企業様には人事を専門に担当する方がいらっしゃるのでしょうか?
若松さん: 多くの企業様では社長が採用も兼務されています。日々の経営で忙しい中、採用活動まで手が回らないのが実情です。専門的な知識やノウハウを得る機会も限られているため、どこから手をつけたらいいか分からないという声をよく聞きます。
人材が欲しい、の「手前」から着目するサービス
経営課題から考える採用支援
—ご相談があったとき、どのように話を進めていくのでしょうか。
三牧さん: まず、企業様からのご要望をそのまま受け取るのではなく、経営課題からお聞きするようにしています。例えば「現場のスタッフが欲しい」というご相談でも、その背景にどんな経営課題があるのかを考えながらお話を伺います。
自分が転職者だったらこの会社をどう見るだろう、という視点を持ちながら「この会社にどのような人材が入社すると、どのように価値が変わるのか」をフラットに想像していきます。
—具体的にはどんな提案をしていますか?
三牧さん: 例えば、社長が「正社員が欲しい」とおっしゃっても、実は人事労務体制の基盤を作ることが先決だと私たちが判断する場合もあります。基盤がないまま採用しても、すぐに辞めてしまう可能性は高いですしね。
その場合は、「正社員の雇用の前に、まず副業人材を活用して社内体制を整える方が良いのでは」、とご提案することもあります。すでに専門性のある副業人材に入ってもらうことで、「人事評価制度を作る」「社内研修の実施」「マネージャー向けに1on1面談」など、課題解決に向けてピンポイントに対応できますからね。
プロとして、柔軟に対応しながら、どういう人の活用の仕方が一番事業にインパクトがあるかをお伝えするようにしています。
—茨城県北地域の人事部以外のサービスを勧めることもあるのでしょうか。
三牧さん: はい、あります。県内中小企業様に対し、最適な人材紹介サービスを提案する「茨城県プロフェッショナル人材戦略拠点」など、他の機関と連携していますので、そちらの方が適切だと判断した場合はご紹介します。
自治体や地域機関と共に運営する「地域の人事部」のため、採用のプロとしてフラットに市場を捉え、企業様にとって最適な手段をご提案することが大切だと考えています。
一番成果が出せる戦略で伴走支援。具体的な支援内容
「誰に・何を・どこで」を整理する採用マーケティング
—具体的にはどのような支援を行っていますか?
三牧さん: 主に、Webを使った集客支援を行います。
私たちは、世の中に溢れている採用サービスの中から、企業様の状況に最適なものを選定してご提案します。例えば大手採用サイトもそれぞれ全く違う特性があるので、どれが一番費用対効果が高いかを見極めてお伝えしています。
—媒体を選ぶ以外の支援もありますか?
三牧さん: はい。具体的な活用方法のご支援も行っています。例えば、最適な採用サイトを選んだとしても、その特徴を最大限に生かしてターゲットにリーチさせる必要があります。
採用難の時代、「これに出せば人が簡単に集まる」というものは存在しません。どんな情報を、どのように打ち出すかという「細かな戦術の設計」までこだわることが大事です。私たちは、採用マーケティングの基本である「誰に・何を・どこで届ける」の3つをしっかり整理しながらご提案しています。
市場や競合調査、ターゲット設定、採用計画策定、手段選定、求人のブラッシュアップ等といった、シンプルですが当たり前のことを、丁寧に一つずつ実践していきます。
—企業様ごとに支援内容は変わるのでしょうか。
三牧さん: はい、大きく変わります。
同じ業種であっても「茨城県北の製造業はこれをやれば絶対うまくいく」という正解はありません。市場や競合も見た上で、企業様にとって人材獲得の確率が高まる最適な戦い方を各社の状況に応じてご提案します。
10数名の企業に48件の応募。基本を守る施策が成果を出す

これまでの応募実績
—実際にどのような成果が出ていますか?
三牧さん: 具体的な数字でお伝えすると、2025年度は
・製造業(日立市/従業員50名以上) 3ヶ月で23件
・検査業務は兼業(日立市/従業員30名以上) 2ヶ月で36件
・製造業(高萩市/従業員10数名) 3ヶ月で48件
などの応募獲得実績があります。
ハローワークに出しても全然応募が来ないという状況の企業様が多い中、応募数が大幅に増えたことに、企業様からご評価いただいています。
採用の基本を丁寧に進める
—これだけの成果が出た要因は何だと思いますか。
三牧さん: 採用の基本を守りながら、丁寧にご提案させていただいたこと。そして企業様と目線を合わせながら、しっかりと実践できたことです。状況把握から戦略作り、実践まで、ともに走ることができたからこその大きな成果だと思います。
—どのような経験が、採用支援サービスの確立につながったのでしょうか
三牧さん: 大子町役場からの依頼で、町の林業事業者の採用支援をしたことが大きな転機でした。人口約1万2千人、アクセスがあまり良くない地域で、約8ヶ月かけて約90名の応募を集めることができました。 採用の基本を守り、近隣の市町や都内、水戸など、人が多い地域に募集を出したことが功を奏しています。
この経験で、しかるべき採用活動をすれば、茨城県北地域でもこれだけの人が集まると分かりました。
そこでの経験を、今の採用支援サービスにつなげています。
採用する力の3要素
—企業様側は、どのような心構えで臨めばよいでしょうか。
三牧さん: 雇用条件を柔軟に考えていく心構えがあると、より成果がでるはずです。
私は「採用する力」は3つの要素で決まると考えています。
それは、「企業力×労働条件×採用手段」。
「企業力」は上場しているかどうかや知名度など、一番変えづらい部分です。
私たちは「採用手段」を主にサポートさせていただきます。
そこに加えて、企業様は「労働条件」を市場や競合を意識して内容を変えていくと、採用確度がどんどん高まります。この決定権は企業様にありますが、ほとんどの企業様に対して労働条件の見直しをご提案しています。
業務に真剣な皆様の「人事」を、私たちがサポートします

業種や規模に関係なく、お困りでしたらすぐに
—採用に悩んでいる企業様へメッセージをお願いします。
若松さん: 本当に気軽に相談していただきたいと思っています。
専門家への相談は、どうしてもハードルを感じてしまうものだと思います。「一度相談したら必ず依頼しなければいけないのでは」と心配される方もいらっしゃいますが、そんなことは全くありません。
もし直接相談することに抵抗がある場合は、HITS(日立地区産業支援センター)や商工会といった地域の関係機関にまず話していただくのが、採用改善への踏み出しやすい一歩ではないでしょうか。そこから私たちにつないでいただければ、より安心してご相談いただけると思います。
—採用の知識や経験が少なくても、相談できますか。
三牧さん: はい。採用や人事の専門知識が全くなくても問題ありません。むしろ、そういう企業様の方が多いです。どこから手をつけたらいいか分からないという状態でも、一緒に考えていきましょう。
ただ、一つだけお伝えしたいのは、「お金か時間かアイデア、この3つのどれもないままでは、採用活動は成り立たない」ということです。ですが、適切な方向に努力すれば、必ず結果はついてきます。
私たちは本気で向き合って伴走させていただきますので、一緒に採用の課題を解決していきましょう。